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入力と出力

対象

プリビズ・演出・開発チーム

シーケンスをどう演出(ステージング)するか、そして作り込む価値があるかを判断するプリビズアーティスト、監督と助監督、美術(プロダクションデザイナー)、開発プロデューサー向け。

開始時に必要なもの

台本ページ、絵コンテ、手持ちのアート

台本どおりのシーン内容、絵コンテのパネル、コンセプトアート、ロケ写真、そして使用権利を保有しているあらゆるリファレンス。VisionStoryは第三者の映像やアートの権利処理(クリア)は代行しません。

得られるもの

視聴できるシーケンス版

仮ナレーション(スクラッチ音声)付きで、ショットを順番どおりに組み上げた「意思決定のための」品質。ブロッキング、リズム、カバレッジを判断でき、投資家に“映画が動いたときの印象”を見せるのにも十分です。

撮影前にシーケンスが存在すると何が変わるか

制作でもっとも高額な判断は、決めている当のものが誰にも見えない部屋で下されがちです。セットは平面図で承認され、シーンはページ数でスケジュールされ、初めて映像として見るのは、スタッフが周りで待っているモニターの前。AIによる映画プリビズは、その「最初の視聴」を前倒しします。造作の発注が出る頃には、廊下はすでに画面上で歩かれていて、その廊下をめぐる議論も決着しているのです。

造作を発注する前に、セットを見て確認する

美術監督の手元にあるのは平面図と立面図、そしてコンセプトアートが3枚。いま議論になっているのは、廊下をフルセットで建てるべきか、それとも壁だけを立てる部分建て(壁フロート)で成立するか、という一点です。部屋の全員が想像で話しているのに、その想像が一致しない。答えに紐づく金額は造作予算の最大項目で、しかもステージは押さえてあるため、決断は今週中に必要です。

コンセプトアートやボードを動くショットに変えれば、お金が動く前に、全員の前に同じ映像を置けます。台本に書かれた尺どおりにカメラが廊下を進み、議論は「想像の違い」ではなく「画面上で起きていること」へ移ります。壁が1拍分短い、役者が来る前に見せ場が来てしまう——。VisionStoryは、あなた自身のアートとプロンプトからショットを生成します。セットをモデリングするのではなく、建て方の判断は美術とラインプロデューサーの手元に残ります。

資金提供者には「想像する資料」ではなく「見てわかる映像」を

会議は9日後。用意できる材料は台本、ルックブック、そして他人の映画から切り出したムードリール。部屋の誰もが、数え切れないほどの脚本とムードボードを見てきています。そして言い回しは違えど、繰り返し問われるのはパッケージでは答えられないこと——「動いたら実際どう見えるのか」。予算も監督も違う作品の借り物クリップでは、答えを間違えてしまいます。それは、答えないより悪い。

ピッチ用のコンセプト動画なら、その問いに「自分の素材」で答えられます。ボードとコンセプトアートから組んだ2〜3分の映像を、映画の冒頭と同じ順番でつなぎ、仮ナレーションで前提を運べば、トーン、スケール、テンポが「想像」ではなく「反応できる形」で伝わります。大切なのは正直であること。完成品の証明ではなく、あくまでプリビズのパスです。デッキには必ずラベルを入れ、内包する画像はすべて自作か使用許諾済みにしてください。ピッチリールは、想定より遠くまで回るものだからです。

尺の問題は当日ではなくアニマティックで見つける

紙の上ではシーンは成立しています。見せ場は34ページ、リアクションは35ページ、全体としては画面時間にして4分の3ページ分に読める。ところが当日になると、役者が部屋を横切るのに11秒かかり、カメラがまだ動いている最中に見せ場が来てしまう。2つのショットをつなぐはずの繋ぎカバレッジも、必要だと誰も気づいていなかったため存在しない。現場は今、時計が回る中でリズムの問題を解いているのです。

アニマティックは「時間」を見える化します。ショットを実際の尺で順番に並べ、仮ナレーションを載せれば、推測ではなく「観て確認できる」上映時間が生まれ、穴が自分から名乗り出ます。音楽に対して横移動が長すぎる、リアクションで切り返す先がない、2つのセットアップが同じ役割をしている——。プリビズで直すなら数ショットの作り直しで済みます。当日に直すなら、その日が飛びます。観るバージョンは意思決定の道具であり、「誰も変更できない計画」だと誤解された瞬間に役に立たなくなります。

同じシーンの3つの案を並べて比較する

監督はワイドで始めて、空間に語らせたい。撮影監督は手元のタイトから入って引きたい。こうしたシーンを切ってきた編集者は、そもそもこのシーンは台本より2拍遅れて始まるべきだと思っている。どれも筋が通っていて、言葉で説明しただけでは決着しません。従来の答えは、どれか1つを選んで撮り、編集で確かめることでした。

2案目を作ることが、アーティストの稼働をもう1ブロック押さえることと同義でなくなれば、議論でどれかを選ぶ必要がなくなります。3つ全部を作って、続けて観る。すると話の形が変わります。「誰の勘が正しいか」ではなく、「中盤まで観客の注意をつなぎ止めるのはどのカットか」へ。バリアントには必ずラベルと日付を付けてください。同じシーンの似たバージョンは1か月後に混同しやすく、スケジュールに載せるべきなのは、監督が実際に承認したバージョンだからです。

プリビズの役割の境界線を明確にする

4版目からピッチに向かうどこかのタイミングで、プリビズリールは「本来ではないもの」として扱われ始めます。ラベルなしでショットがデッキに貼られ、資金提供者が「これは本編の映像ですか?」と尋ね、エグゼクティブプロデューサーが照明にノートを入れ始める。リールは「シーンが成立するか」を確かめるために作ったのに、いつの間にか「完成した映画がどう見えるか」の証拠として読まれてしまう——それは制作側の誰も約束していないことです。

早い段階で線引きをしておけば、プリビズは道具として機能し続けます。精度は意思決定に必要なところまでに留めること。ブロッキングテストは荒くていいし、慣習を知らない相手に見せるピッチリールなら、クリーンアップとアップスケールを入れる価値があります。VisionStoryはファイルをそのまま返します。部屋の外に出すものは何か、冒頭にプリビズのカードを付けるのはどれか、実際に撮影が終わったらどれを引退させるか——それを決めるのは演出チームとプロデューサーです。実在の人物の顔や音声が映るものは、社内共有を含め、どこへ出す場合でも事前に本人の許可が必要です。

プリビズチームがVisionStoryを使う方法

以下の各パスは、ひっくり返される前提で作られています。プリビズの目的はまさにそれです。誰かが見て「違う」と言える版を先に作り、「違う」と言うコストがまだ安いうちに否決できるようにする。ここでは「すでに存在するから」という理由で生き残るものはありません。投入する素材は、書かれたとおりのシーンと、あなたがすでに所有しているアート。各段階が返すのは、監督とプロデューサーが自由に却下できる下書きです。あるステップで、シーケンスをスケジュールに入れる前・制作外へ見せる前・作業版以上として読まれる前に決めておく必要がある事項が出てきた場合は、そのステップで明示します。

シーケンスが制作工程に入る前に、演出チームとプロデューサーは、プリビズが社内判断とピッチ用途のみに使われ、完成映像としては決して扱われないこと、そして中に含まれるあらゆる画像・肖像・参照素材が、その提示方法に対して適切に権利クリアされていることを確認します。

  1. 01

    シーンをシーケンス化した初稿にする

    AI動画エージェントに、書かれたとおりのシーン、ビートシート、またはトリートメントを渡すと、ショットが並び、ナレーションまで書かれた編集可能なマルチショットの下書きが返ってきます。これは監督の設計図ではなく、構造化された出発点として読みましょう。順序とリズムを提案してくるので、まさにそこが議論したいポイントになります。その後、プリビズスーパーバイザーと監督が、絵コンテとスケジュールに照らして並べ替え、カットし、書き直しを行い、どのショットも長尺で生成する前に整えます。

    機能 AI動画エージェント
    AI動画エージェント
    プロンプト、URL、PDF、または台本を、アバター・音声ナレーション・字幕付きの編集可能なマルチショット動画の下書きに変換します。
  2. 02

    動きを担うショットを生成する

    AI動画ジェネレーターは、プロンプトや参照画像からショットを1つずつ作ります。ここでカメラワーク、段取り、スケール感を検証します。ブリーフする感覚でショットを言語化し、静止画ではなく実尺で返ってくるものを確認しましょう。反復は前提です。最初の結果が意図どおりになることは稀で、ショットの作り直しは十分に安いので、惜しい外れへの正直な対応は「もう1パス」です。仕上がりではなく、ブロッキングと尺で判断してください。

    ツール AI動画ジェネレーター
    AI動画ジェネレーター
    プロンプトまたは参照画像から、動きのある動画ショットを生成します。
  3. 03

    絵コンテが届かなかった空白を埋める

    絵コンテが全フレームをカバーすることはほとんどなく、抜けるショットほど「素早く描けないもの」になりがちです。存在しない街の俯瞰の導入カット、アート部が文章でしか説明していない小道具、見たことのない時間帯のロケ地など。AI画像生成器でそれらのフレームを用意し、シーケンスの各スロットに「入るもの」を作ります。すでに承認済みのコンセプトアートと整合するように揃え、どのフレームが生成物かメモしておきましょう。後でアート部から必ず聞かれます。

    ツール AI画像生成器
    AI画像生成器
    プロンプトまたは参照から、関連するカバーアート、キャラクター、シーン、補助ビジュアルを作成します。
  4. 04

    絵コンテとコンセプトアートに動きを付ける

    プリビズでいちばん強い画は、たいてい自社のアーティストが作ったものです。画像から動画へは、権利を保有している絵コンテの1コマ、コンセプト画、ロケ写真の静止画に制御された動きを与え、静止フレームを、寄り・ドリフト・パララックスのあるショットに変えます。ルックブックが「尺のあるもの」になるのはこの工程です。持っている画像、またはライセンスを取得した画像だけを使い、写っている人物が特定できる場合は、利用への同意があることも確認してください。

    ツール 画像から動画へ
    画像から動画へ
    承認済みの人物写真、製品画像、またはシーン画像1枚を、動きをコントロールしながら短い動画クリップにアニメーション化します。
  5. 05

    カットに当てる仮音声を載せる

    無音のアニマティックはタイミングが取りづらいものです。AI音声生成器なら、選んだ音声と対応言語で、仮ナレーション、仮セリフ、ピッチ用の音声ナレーションを敷けます。88言語・1,000以上の音声を使えるので、シーケンスに「話し言葉が本当に生むテンポ」を与えられます。実際のセリフで尺を取ると、ページ数では見えない問題――セリフがショットより長い――が露呈します。音声はあくまで仮として扱い、特定の出演者を無断で模倣する用途には絶対に使わないでください。

    ツール AI音声生成器
    AI音声生成器
    選択した音声と対応言語で、自然な音声ナレーションを生成します。
  6. 06

    外に出す版だけをクリーンアップする

    社内用のブロッキングパスは見栄えが良くなくても構いませんが、出資者に渡るリールはそうはいきません。AI動画エンハンサーは、タイミングも音声も触らずに、ぼけ・ノイズ・圧縮劣化を補正します。つまり、承認したカットが、見せるカットとしてフレーム単位でそのまま保たれます。ピッチ版と、資料(デッキ)に入れるシーケンスにだけ適用し、作業中のパスはそのままにしましょう。毎回すべてをクリーンアップすると、プリビズの価値である「改訂の速さ」を無駄にします。

    ツール AI動画エンハンサー
    AI動画エンハンサー
    タイミングや音声を変えずに、既存映像のぼけ・ノイズ・圧縮による劣化を補正します。
  7. 07

    会議室で耐えるサイズでピッチ版を納品する

    ノートPCで見たリールは、試写室のプロジェクターでは別物に見えます。柔らかいプリビズは、大きく映すほどさらに柔らかく見えるものです。AI動画アップスケーラーで、承認済みのピッチ用カットを最大4Kのよりクリーンなマスターに引き上げ、会議の環境が何であれ破綻しにくくします。これは最後に1回だけ、監督がサインオフした版に対して行いましょう。解像度を上げてもプリビズが完成映像になるわけではないので、リール表紙のラベルには、それが何であるかを明記する必要があります。

    ツール AI動画アップスケーラー
    AI動画アップスケーラー
    既存の低解像度動画を最大4Kまでアップスケールし、より鮮明な納品用マスターに仕上げます。

よくある質問

  • 絵コンテが決めるのは構図。プリビズが決めるのは時間です。プリビズのパスでは、各ショットを実尺の長さで順番に並べ、文字で読むのではなくシーケンスとして視聴できる状態にします。リズム、カバレッジ、そして段取り(ステージング)が成立しているかを検証するには、それが唯一の方法です。AIプリビズはこの目的はそのままに、制作コスト構造を変えます。ショットは数週間の手作業アニメーションではなく、台本・絵コンテ・コンセプトアートから生成で起こせるため、最も高コストな2つのシーケンスだけでなく、より多くの作品部分にプリビズのパスを回せます。

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